中国国家知識産権局(CNIPA)はこのほど、「国家知的財産権公共サービスプラットフォーム」の本格稼働を2025年3月10日に控え、その詳細を発表した(アクセス:https://ggfw.cnipa.gov.cn/)。これにより、中国の知財公共サービスは、デジタル化と知能化の新たな段階に突入する。
同局によれば、今回のプラットフォームは、従来の国家知財公共サービス網を全面的にアップグレードし、知財公共サービスの利便性と効率性を飛躍的に高めることを目的としている。既存の各種知財公共サービスシステムを統合・最適化し、知財業務サービスと行政サービス、情報サービスプラットフォームの一体化を実現する。
この新たなプラットフォームは、豊富な機能を備えている。特に、知財情報の「一括検索」を可能とし、特許や商標の各種手続き、公益教育講座、基礎データ検索、質権・ライセンス情報、信用喪失主体リストなど、多様なサービスを一元的に提供する。また、法執行支援、モニタリングなど、知財の多面的な支援機能も搭載されている。
さらに、特許代理師(弁理士)資格試験や特許代理機関の承認、特許および商標代理の監視管理に関する電子化業務の対応も進められている。この結果、業務の効率性と利便性が大幅に向上し、知財関連手続きがよりスムーズに行えるようになる。
CNIPAは、新プラットフォームの運用開始によって、知財分野における利便性と効率性が一層高まり、知財の保護と活用が新たなステージに進むことを期待している。
出所:国家知識産権局公式サイト
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