中国国家知識産権局(CNIPA)戦略計画司がこのほど発表した「グリーン低炭素特許統計分析報告書(2025年)」によると、2024年の中国出願人によるグリーン低炭素技術関連の特許出願公開件数は12万件に達し、前年比18.9%増となった。この増加量は世界全体の49.2%を占め、中国が世界的な低炭素技術の特許成長を牽引していることが明らかになった。
2016年から2024年にかけて、中国のグリーン低炭素関連の有効特許件数は着実に増加し、年平均成長率は24.1%に達した。2024年末時点の有効特許件数は28.3万件で、国内有効特許の5.0%を占める。
企業はグリーン低炭素技術のイノベーションを主導している。2016年から2024年の出願公開件数のうち、企業が7割超を占め、大学・研究機関は約2割となった。また、出願件数上位20社のうち、中国企業10社、外資系企業5社が名を連ねている。
技術分野別では、省エネルギー・エネルギー回収、エネルギー貯蔵、クリーンエネルギー、温室効果ガスの回収・利用・貯蔵、化石エネルギーの低炭素化という5つの重点分野で特許出願が加速している。2016年から2024年の年平均成長率は、それぞれ8.4%、18.9%、9.2%、8.6%、5.9%であり、省エネルギー・エネルギー回収とエネルギー貯蔵分野の有効特許は全体の6割超を占める。
地域別に見ると、東部地域が優位性を保つ一方で、中部の安徽・湖北、西部の四川・陝西、東北部の遼寧などでもグリーン低炭素技術の特許蓄積が急速に進んでいる。
出所:中国知識産権資訊網
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