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ドイツの医療機器大手シーメンス・ヘルスケアは、第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)において、重篤疾患の診断・治療分野に関する先端技術製品と医療ソリューションを多数披露した。
会場では、同社中国現地法人の孔軍社長が注目を集める国産の「デュアルソース光子計数CT」を紹介した。同装置はシーメンス・ヘルスケア中国の研究開発チームが深く関与して開発・製造したもので、高精細な解像度と極めて低い被曝線量を両立している。「中国発のイノベーション要素を色濃く持つ製品であり、中国市場に根ざした成果だ」と孔社長は説明した。このCTは現在、中国国家薬品監督管理局(NMPA)の「革新医療機器特別審査通路」に入り、早期の実用化が期待されている。
同社はCIIEの「皆勤企業」として今回も参加し、「無惧(Fearless)」をテーマに最新技術を紹介した。会場では、新型高速スペクトル血管造影装置、人工知能(AI)を搭載した心血管用超音波診断装置、最新の医用画像処理プラットフォームなど、多彩な新製品が披露された。孔社長は「シーメンス・ヘルスケアは世界の先端技術を中国にもたらすだけでなく、現地のイノベーション力と産業協力を継続的に強化している」と述べた。
同社は現在、北京・上海・深センの3都市に研究開発および製造チームを置いている。なかでも上海の研究・製造拠点は浦東で30年以上の歴史を有し、多くの研究開発成果を独自に創出・管理してきた。同社は中国の実情に即した知財管理体制を構築し、グローバル運営の経験を統合している。加えて、上海に設立した世界初の「オープン・イノベーションセンター」を通じ、中国の中小企業やスタートアップ、大学・研究機関との協力を深化させ、本土イノベーションのエコシステム形成を後押ししている。
こうした取り組みにより、本土イノベーションの成果はすでに高く評価されている。上海シーメンス・ヘルスケアが保有する重要なコア特許が、第5回上海知的財産権イノベーション賞で特許部門の一等賞を受賞したことは、その象徴である。
出所:中国知識産権資訊網
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