江蘇省知識産権局は8月15日、2025年度に実施する知的財産全チェーン保護の「ミクロ改革」プロジェクト実施リストを公表した。省内各地の知財局を網羅する12項目の新たな改革措置が盛り込まれており、制度機能の強化と企業満足度の向上を目指す取り組みとして注目されている。
改革は「涉外保護の強化」「特許行政裁決の効率化」「行政と司法の連携深化」「公共サービスの最適化」の四分野で構成される。具体的には、越境ECにおける知財保護や海外知財保護ネットワークの構築、行政裁決の迅速処理、スポーツ・文化イベントでの知財保護、重点商標の協調保護、「ワンストップ」窓口や知財スマートプラットフォームの整備などが含まれる。
省知識産権局はこの取り組みを「江蘇省知的財産『ビッグ保護』十大アクション」の重要施策と位置づけ、部門間の連携強化やデータ共有、進展の動態的追跡と効果評価を進める方針を示した。さらに、典型事例の迅速な総括と普及を通じて改革の実効性を高め、知財全チェーン保護の水準向上を図るとしている。
出所：国家知識産権局公式サイト
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