山東省済南市でこのほど、特許の実用化と産業化を促進するための地域連携推進イベントが開催された。国家知識産権局の指導の下、山東省市場監督管理局(知識産権局)が主催した。目的は、地域をまたぐイノベーション資源の結合を深め、特許実用化の協力体制を構築し、イノベーション要素の効率的な流通と最適な配置を進めることにある。
会場では、北京、天津、河北、上海、江蘇、浙江、福建、山東、広東、海南、貴州の11省・市が「特許実用化に関する地域間協力イニシアチブ」を共同で発表した。これにより地理的な制約を超え、各地の特許成果をより広い地域で産業化し、新たな成長力の形成を後押しする狙いだ。
また、山東省知識産権運営センターは全国の主要10大学と知財運営に関する戦略的協力協定を締結した。さらに、海洋産業、ハイエンド装備、化学工業といった重点分野を対象に、7つの大学・研究機関と8つの企業が特許産業化プロジェクト協力協定に調印した。これには、山東省の大学特許を省内外の産業に活用する取り組みや、他省の大学特許を山東で実用化する事例も含まれる。
加えて、全国の大学・研究機関における「ダブル五つ星」特許AIマッチング成果とAI特許マッチングの大規模モデル(LLM)が発表され、市場ニーズと優良特許の精密な連携を後押しする技術基盤が示された。会場では特許技術説明会も設置され、海洋技術、ハイエンド装備、電子情報など7件のプロジェクトが紹介された。
出所:国家知識産権局公式サイト
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