2023年、北京市知識産権局が主導し、中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)に初めて知的財産権に関する出願受理窓口が設置された。これは外資系企業の投資環境を一層改善するための新しい取り組みとして注目されている。
この新しい窓口では、出展製品に関連する専利(特許、実用新案、意匠)や商標の出願を受け付けるほか、出願者が専利業務処理システムや商標オンライン申請システムを利用して出願を行う際の案内や指導も提供される。これにより、出願手続きの迅速化とスムーズな運用が期待される。
この出願受理窓口は、北京市知識産権局をはじめ、国家知識産権局・専利局、北京市の市場監督管理局、文化市場総合執法総隊、人民検察院、そして北京知識産権法院(裁判所)が共同で設立した「知的財産権保護弁公室」に併設されている。同弁公室は、CIFTISの会場において展示会での違法行為の処罰や、政策と法規に関するコンサルティング、さらには権利侵害紛争に関する苦情の受理など、幅広い知的財産権に関する支援活動を行っている。
CIFTISでのこの新しい取り組みは、国際的なビジネスの場としての同交易会の信頼性や透明性を一層高めるものと期待されている。
出所:北京市知識産権局Wechat公式アカウント
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