上海は4月22日、人工知能(AI)関連の特許出願について、迅速審査チャンネルを通じた早期権利化を支援する方針を発表した。同日に開催された上海市政府の記者会見で明らかにされた。
上海市知識産権局の芮文彪局長は、昨年7月に設立された「AI知的財産権保護専門委員会」がAI分野の知財保護を支援する技術的基盤を強化していると説明した。同委員会は、AI分野に特化した専門家データベースを構築し、特許侵害判断のコンサルティング業務を展開している。また、上海市知的財産権保護センターでは、国際特許分類(IPC分類)の範囲を拡大し、AI分野の特許審査を一層迅速化するための体制整備が進められている。
さらに、上海市はAI産業における知財保護の重要課題や先端的な問題に関する研究にも力を注いでいる。具体的には、AI企業を対象とした特別調査を実施し、AI生成物の知財権の帰属や侵害責任の明確化、AIトレーニングデータに関連する知財侵害リスクなどのテーマに関して、専門家を交えた深い議論を進めている。
芮局長は、今後もAI企業の知的財産権における創造、保護、運用を強力に支援し、AI産業の高品質な発展を一層促進していく方針を示した。
出所:国家知識産権局公式サイト
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