7月25日、中国のアートトイブランド「ポップマート(POP MART)」と北京税関は、「知的財産の税関保護によってアートトイ・ブランドの海外進出を支援する」イベントを開催した。
会場では、北京税関の曹永斌・総合業務処長が、今年1~6月に北京税関が摘発した知的財産権侵害の疑いがある貨物は53ロット・計17.5万点に上り、そのうちポップマートの権利を侵害したと見られるものは13ロット・3万点以上に及んだと紹介した。
ポップマートの人気キャラクター「LABUBU(ラブブ)」が世界的なブームを巻き起こす中で、模倣品や権利侵害の問題も顕在化し、知的財産保護への注目が高まっている。曹処長によれば、北京税関は昨年以降、国内各税関間の協力プラットフォームを活用し、上海、広州、深センなどの税関と情報を共有しながら、大量の模倣ポップマート商品を摘発してきた。
特に5月22日には、北京税関がLABUBUの偽造フィギュア7850点、ロゴ入りカードおよびパッケージ955点を一括押収し、今年最大規模のLABUBU関連知財侵害事件となった。
ポップマート側は、今後も知的財産の保護に継続的に取り組むとともに、ブランドの正規品戦略をさらに推進し、偽造防止ラベルの高度化などを通じて正規品識別対策を強化していく方針を示している。
出所:中国保護知識産権網
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