中国国家知識産権局（CNIPA）と中国工業情報化部は、知的財産管理に関する国際標準「ISO56005」の導入と広範囲な普及計画を共同で通達した。世界の先進的な企業管理モデルに対応し、イノベーション主体の知的財産管理の能力と効果を向上させることを目指している。
「ISO56005」（イノベーション・マネジメント−知的財産管理のためのツール及び方法−手引）は、中国が提案・主導した初の知的財産管理に関する国際規格であり、2020年11月に正式に発表された。この規格は企業に対し、全面的で効率的なイノベーションと知的財産管理のモデルを提供し、企業のイノベーション能力と品質を向上させる上で重要な指導的価値を持つ。
試行段階の目標は、2023年から2025年の3年間で、国家知的財産優位企業と「専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規性）」の「小巨人」企業へのISO56005の全面的な導入を段階的に実現することである。試行企業では、イノベーション管理システムと知的財産管理システムが深く統合され、企業の知的財産の創造品質と利用効果が全面的に向上する。さらに、この取り組みにより、企業のイノベーション能力が著しく向上し、イノベーションと知的財産の統合管理の実践的な事例が次々と生まれると予想される。
出所：国家知識産権局公式サイト
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