中国国家知識産権局(CNIPA)がこのほど、「2023年全国知的財産権行政保護活動方案」を公表した。知的財産権行政保護を全面的に強化し、重点分野の知的財産権侵害行為の取り締まりに引き続き力を入れ、知的財産権の全チェーン保護レベルを絶えず向上させ、国際一流のビジネス環境・イノベーション環境の構築及び 知的財産権強国建設に向けた取り組みを加速させていく方針が示されている。

 

 「活動方案」は、知的財産権の行政法執行の強化や行政保護の仕組みの最適化など、4つの面から14の重点的な任務を明確にした。「活動方案」の主なポイントは以下のとおり。

 1.「知的財産権保護強化に関する意見」及びその推進計画を徹底的に実施する。

 2.法執行保護基準ガイドラインの役割を確実に発揮する。

 3.知的財産権保護制度の整備・実施を推進する。

 4.非正常専利及び悪意の商標出願対策を継続実施する。

 5.専利侵害紛争の行政裁決の処理に引き続き力を入れる。

 6.商標保護法執行事件の指導を着実に推進する。

 7.地理的表示保護の監視管理を強化する。

 8.渉外知的財産権の保護を強化する。

 9.重要なイベントと重要な時期の保障を強化する。

 10.国民生活に深く関わる重要分野の保護を強化する。

 11.ECプラットフォームなどの新型市場の保護に焦点を当てる。

 12.知的財産権の全チェーン保護を継続的に強化する。

 13.デジタル保護の新しいモデルを積極的に模索する。

 14.パイロットモデルの牽引作用の発揮に力を入れる。

出所:国家知識産権局公式サイト

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