浙江省知的財産保護センターはこのほど、世界規模の商標モニタリングシステムを導入し、企業の海外展開を知的財産の面から支援する取組を本格化させた。「浙知護」サービスブランドを基盤に、デジタル技術を活用した「監視-警戒-対応」の一貫した防護ネットワークを構築し、とりわけ人工知能(AI)関連企業の海外進出)を強力に後押ししている。
同システムは「1+3+N」モデルに基づいて設計されており、北米やEUなど五大地域をカバーする。技術判断や法的対応などの専門チームが海外専門家と連携して、不正商標登録の兆候を常時監視している。
独自開発された同システムは現在、世界195の国・地域を対象としており、商標類似性の照合に要する時間は従来の6分から10秒へと大幅に短縮された。これまでに588社・1088件の主要商標について分析を実施し、合計1439件の不正登録データを特定している。
さらに、センターは「一企業一方策」の精密支援サービスを展開し、AI関連企業に対する商標戦略レポートの作成、11回にわたる海外出願前の評価、自由貿易区などとの連携による共同保護体制の構築などを進めてきた。今年上半期には、AI分野において103件の不正登録データを検知し、6件の早期警戒・診断を実施している。
出所:国家知識産権局公式サイト
The content of this article is intended to provide a general guide to the subject matter. Specialist advice should be sought about your specific circumstances.