広州知識産権法院(知財裁判所)は4月11日、2022年度の巡回法廷および調停機関に関する座談会を開催し、「優秀 調停機関」と「優秀調停官」を表彰するとともに、「訴訟前調停に関する10大典型的事例」を発表した。

 発表によると、昨年、広州知識産権法院は訴訟前の調停で合計1万2600件の事件を取り扱い、うち処理済みの1万1579件について、調停が成立した事件は2964件だった。調停成功率は25.6%となり、過去最高を記録した。

 昨年、広東知的財産権紛争調停センターが広州知識産権法院で設立され、現在までに24の調停機関が入居し、知的財産権保護の強化と紛争の多次元的な解決メカニズムの改善が図られている。調停センターの在籍弁護士は昨年に2487件の事件を成功裏に調停し、調停成功率は30.27%に達した。

 広州知識産権法院はまた、各種の人民調停機関や国際商事調停機関を積極的に誘致し、昨年には新たに6つの調停機関が同裁判所の調停機関名簿に追加されたという。

出所:中国保護知識産権網

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