中国国家知識産権局(CNIPA)の申長雨局長はこのほど北京で、在中国欧州連合商工会議所(EUCCC)のエスケルンド会長および加盟企業の代表団と会談した。
中国国家知識産権局(CNIPA)の申長雨局長はこのほど北京で、在中国欧州連合商工会議所(EUCCC)のイェンス・エスケルンド会長および加盟企業の代表団と会談した。
申局長は、今年が中欧関係樹立50周年に当たることを踏まえ、双方の首脳が示した重要な共通認識が中欧協力の方向性を明確にしたと指摘。そのうえで、中国政府が知的財産権保護を一貫して重視していることを強調し、内外の企業を問わず公平かつ厳格に保護していると述べた。また、欧州企業を含むあらゆるイノベーション主体に対して、公正で予見可能な市場環境の整備に努めていると説明した。今後も開放的かつ建設的な姿勢で外資企業との対話を深め、国際的なイノベーション協力や経済交流の促進を後押しする方針を示した。
これに対し、エスケルンド会長は、中国における知財保護制度の整備とその実効性が近年大きく向上していると評価。こうした環境整備が、企業の技術開発や投資意欲を高めていると述べ、EUCCCとしても中国側との協力を一層進め、加盟企業の中国市場での事業展開を支えていく考えを示した。
会談にはバイエル、ノキア、LVMH(ルイ・ヴィトン モエ ヘネシー)などの企業代表も出席し、CNIPA関係部門の担当者らと、知財保護や事業環境をめぐる意見交換が行われた。
出所:国家知識産権局公式サイト
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