中国自動車工業協会のデータによると、2023年の中国における新エネルギー車の生産と販売は、それぞれ958万7000台と949万5000台に達し、前年比で35.8%、37.9%の増加を記録した。市場シェアは31.6%に上昇している。
中国の新エネルギー車産業の急速な発展の背景には、国内の自動車メーカーが共同でイノベーション能力を向上させた努力がある。自動車大手の広州汽車集団（GACグループ）を例に挙げると、同グループはここ数年、毎年約2500件の特許を出願し、高価値特許の育成メカニズムを開発してきた。これにより、有効特許保有件数は1万7700件に達し、中国特許金賞を3回受賞している。GACグループはこれらの特許技術を自主ブランドの車種に応用し、製品品質と技術水準を向上させており、その転化率は60%から70%に達している。
自主ブランド車種への適用に留まらず、近年、広汽集団は自主研究開発技術を合弁企業（広汽ホンダ、広汽トヨタなど）にライセンス供与し、ライセンス料を受け取っている。さらに、特許を資本として出資し、数多くの高成長性ハイテック企業を育成してきた。加えて、傘下の新エネルギー企業AION（アイオン）に数百件の特許を譲渡し、直接10億元以上の収益を生み出している。
出典：中国知識産権資訊網
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