浙江省公安機関(警察)は近年、「浙江知財警官」モデルの構築を突破口として、知的財産の刑事保護体制の強化に注力してきた。この取り組みが評価され、関連する経験と施策が「知的財産強国建設」の第3弾先進事例として選出された。
同省公安庁は、企業が自主的に知的財産を守れるよう、特に侵害リスクの高い企業を重点対象にリスト化している。「企業ごとに個別対策」「業種ごとに専用プラン」「地域ごとに最適な防御策」という方針で、多層的な保護体制を構築した。具体的には、専門トレーニングを受けた200名の「知財警官」が企業を訪問し、業界ごとのリスク分析やコンプライアンス指導を行っている。この取り組みにより、▽リスクの早期発見(重要手がかり352件、関係者1500名以上を特定、営業秘密侵害の未然防止50件以上)、▽知的財産犯罪の効率的な摘発、▽ビジネス環境のさらなる最適化(同種事件が40%減少) といった成果が上がっているという。
今後の方針について、同庁の担当者は「『浙江知財警官』の活動をさらに充実させ、企業の実情に合わせたきめ細かい支援を強化する」と述べた。
出所:国家知識産権局公式サイト
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