全国で初めて設立された科創板（上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場）の上場予定企業に特化した知的財産権サービスステーションとして、上海浦東サービスステーションが注目を集めている。2022年8月に正式に運用を開始したこのステーションは、企業に対し全方位、全チェーン、全ライフサイクルにわたるワンストップの知的財産権サービスを提供している。
2022年10月現在で、科創板で上場を果たした上海の企業90社中、49社が浦東に所在し、これは全市の54%に当たる。浦東サービスステーションは、専利導航による意思決定サポート、上場前の知的財産権に関する全面的健康診断、侵害リスク分析、特許評価報告書の迅速取得など、合計10件のサービス項目を設立した。
科創板上場を目指す企業にとって、知的財産権は市場価値と競争力の核心をなす。上場審査においても、知的財産権の管理と保護は重要な焦点となっている。浦東サービスステーションが提供するサービスは、企業がその知的財産権を戦略的に管理し、保護することに焦点を当てており、市場での競争力向上と持続可能な成長の基盤を築く手助けとなる。特に、上場前の知的財産権の全面的健康診断やリスク分析は、企業が未然に問題を発見し、対応策を講じる上で非常に有効である。これにより、企業が市場進出の際のリスクを最小限に抑え、よりスムーズな市場進出を実現できるようサポートされている。
出所：中国保護知識産権網
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