今年1月から10月にかけて、上海市の特許登録件数は4万3400件に達し、前年同期比で15%以上の増加となった。また、11月末時点で、上海の人口1万人当たりの高価値特許の保有件数は56件に上り、前年末と比べて約6件増加している。12月4日の第21回上海知的財産国際フォーラムでわかった。
2014年には、上海の有効特許が5.6万件、有効登録商標が43.2万件、PCT(特許協力条約)出願が1038件であったが、2023年には、有効特許は24万1400件、有効登録商標は261万件、PCT出願は6185件に達し、いずれも大幅な成長を遂げた。同時に、上海のGDPは2014年の2兆3500億元から2023年には4兆7200億元へと倍増している。
世界知的所有権機関(WIPO)の王彬穎事務局次長は基調講演で、「知的財産権の発展は、上海のイノベーションおよびクリエイティブ産業の発展を意味する」と述べ、上海が中国および東アジアにおけるイノベーション主導型成長の象徴であると強調した。また、WIPOのダレン・タン事務局長は「上海はますます世界的な科学技術の中心地となっている」との認識を示すとともに、世界で6番目に多い、約40社のユニコーン企業を有する上海の競争力を評価した。
出所:中国保護知識産権網
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