浙江省知識産権局はこのほど、同省の教育庁、科学技術庁、衛生健康委員会と共同で「浙江省特許出願前評価ガイドライン」を発表した。教育・科学技術・人材分野の一体的改革と、知的財産管理体制の総合的な見直しを進め、特許政策を「量から質へ」と転換することを明確にしたものである。
ガイドラインは、特許の出願前評価を制度として体系化し、2026年までに大学、研究機関、医療機関など幅広い主体を対象とする仕組みを構築する計画である。さらに、2027年までには財政支援を受ける科学技術プロジェクトをすべて評価対象に含めるとしており、段階的に適用範囲を拡大する。
評価にあたっては、法的妥当性、技術的有効性、市場性などを基準に設定し、A・B・Cの三段階で格付けする。評価結果は「積極的に出願すべき」「出願を推奨する」など四種類の結論に整理され、必要に応じて二次評価を行う仕組みも設ける。また、教育・科技・衛生部門との協働を強化し、プロジェクト管理や成果評価にも評価結果を活用することで、研究現場における「件数偏重」の傾向を是正し、高品質な特許創出につなげる方針である。
出所:国家知識産権局公式サイト
The content of this article is intended to provide a general guide to the subject matter. Specialist advice should be sought about your specific circumstances.
[View Source]