中国における人工知能(AI)の特許ランキングがこのほど発表された。2014年4月1日から2024年3月31日までの10年間に中国で出願され、公開された特許を対象にしたこのランキングは、中国の技術革新とAI産業の進展を映し出している。
ランキングによると、中国のIT大手であるテンセント(騰訊)が1万5626件で首位に立ち、バイドゥ(百度)が1万3723件で続く。保険大手の平安グループも1万3139件で3位にランクインしており、これらの企業がAI技術の開発において中国国内でリーダーシップをとっていることが明らかとなった。
続く4位から10位までは、国家電網、ファーウェイ、アントグループ(螞蟻集団)、アリババ、京東グループ、OPPO、チャイナ・モバイル(中国移動)となっており、これらの企業もAI技術の幅広い応用で特許を獲得している。
特に注目すべきは、スマートフォンを主軸に事業を展開するOPPOである。OPPOは画像処理やコンピュータビジョン、音声技術、自然言語処理、機械学習など、AIの各分野で5399件もの特許を出願し、AI技術の発展に積極的に投資していることが分かる。
さらに、米国の市場調査会社フロスト&サリバンが発表した報告書によると、2022年の中国のAI産業の市場規模は3716億元に達しており、2027年までには1兆5730億元に拡大すると予測されている。
出所:中国知識産権資訊網
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