6月13日、中国国家市場監督管理総局(SAMR)は自動車大手の浙江吉利控股集団(以下、吉利)の傘下会社、星紀時代がスマホメーカーの珠海市魅族科技(メイズ)を買収する件について、独占禁止法の審査を開始したと発表した。

星紀時代は 吉利の会長である李書福氏によって設立されたスマートフォン事業会社で、昨年9月に武漢経済技術開発区と戦略的協力を締結し、スマートフォン製造業界への参入を発表した。グローバル市場を狙って高級スマートフォンに専念するという。

SAMRの発表では、星紀時代はすでに、メイズ側および関係する株主と買収合意書を締結した。合意書によると、星紀時代はメイズの株式の79.09%を取得して単独で経営支配権を握り、メイズ側はスマートフォンの生産を担当する。

スマホ分野への参入を加速する中で、吉利はイノベーションを非常に重要視している。中国「専利検索及び分析システム」の検索によると、星紀時代を出願人とした専利出願(特許、実用新案、意匠を含む)が10件、メイズを出願人とした専利出願が4349件、そのうち、特許出願が253件あったという。

出所:中国知識産権資訊網

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