上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」が開設から5周年を迎えた。2019年7月22日に最初の25社が上場して以来、科創板の上場企業はイノベーションや科学技術成果の商業化において顕著な成果を挙げている。
2024年7月21日までのデータによると、科創板に上場している573社の企業が提出した専利(特許、実用新案、意匠を含む)出願の総数は25.7万件を超え、有効な専利は14.2万件、うち特許は7.8万件に上る。上場企業の平均専利出願、有効専利、特許登録の数はいずれも安定した増加を見せている。特に、平均特許登録件数の増加率は約20%に近づいている。
技術分野別に見ると、新エネルギー企業の平均専利出願数の年間増加率が最も高く、18.9%に達している。これは、新エネルギーを含む先端科学技術分野で、科創板企業が積極的に技術イノベーションをしていることを示している。地域別では、北京市に登録されている科創板企業が、平均専利出願数の増加率で最も優れた成績を示しており、16.2%の増加を記録している。
科創板企業は主にハイテク産業や戦略的新興産業に集中しており、113社の集積回路分野の上場企業が、チップ設計、製造、パッケージングの三大主要プロセスをカバーしている。これらの企業は、機器や材料などの上流工程への拡張も進めている。これらの企業の急速な発展は、関連産業チェーンの上下での協力を促進し、新技術、新業態、新モデルの創出を加速している。
出所:中国知識産権資訊網
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