2015年のカリフォルニア州における労働関係法の最新情報:新しく成立した労働関係法
カリフォルニア州の議会では、2015年の9月から10月にかけて、労働関係法が次々と成立しています。最も注目すべきは、カリフォルニア賃金平等法("California
Fair Pay
Act")です。この法律は、労働法("Labor
Code")を修正して、使用者に対して「実質的に同様の」仕事をしている従業員には性別にかかわらず平等な支払いを行うことを要求しています。また、この法律は、賃金情報を求める従業員に対する報復的な対応からの保護を強化すると共に、使用者の記録保持義務を拡大しています。この法律は、2016年1月1日から施行されています。
この記事では、新たに成立した各法律の概要を説明し、その影響を受けるであろう使用者が取るべき対応を提案しています。カリフォルニア州に現地法人等の拠点を有する日本企業に対する影響も少なくないことから紹介します。
本法案の詳細は、Jones
Day White Paper "
2015 California Labor and Employment Legislative Update: Newly
Enacted Employment Legislation "
(オリジナル(英語)版)をご参照ください。
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